2012年7月28日土曜日

決められない政治は、ポピュリズムそのものである



  決められない政治からの脱却を目指し、消費増税法案を成立させた野田政権は、民意に流されない決断を実行した点において、高く評価されるべきである。一方、国民感情につけこんで、正義面をして消費増税法案に反対票を投じた小沢一郎をはじめとする議員たちは、ポピュリズム政治、さらには決められない政治の担い手として厳しく断罪されなければならない。
ルソーも指摘しているとおり、間接民主制という制度は、全国民の感情を代弁することができない。それゆえ、この制度下にあって政治家は、どういう政策が国民からの人気を得られるかを考えるのではなく、どういう政策が国家のためになるかを考えなければならない。この前者と後者は、往々にして合致しない。前者の道は、選挙のための国会..、国家的展望の全く見えない政治へと堕落していく。小沢派がいう、「国民の皆さんが納得しない」などというのは詭弁であって、彼らが彼らにとって都合のいい「国民」を作り出しているに過ぎない。ひとりの代議士が、あるいは民主党分裂派が、国民の感情を代弁しているとでも思っているなら、彼らは恥を知るべきである。同時に、私たち国民も、こうした愚かなポピュリストたちに惑わされていることを認識すべきだ。
今回成立した消費増税法案および社会保障関連法案には、不備も多い。野田首相は一体改革を唱えていたが、それはできそうもない。小沢派はこのことを大義名分として消費増税に反対したわけだが、そもそも政権が成立してから1年も経っていないような状況の中で、野田首相が望むような一体改革すべてを成し遂げるなど不可能なことは明白である。ところが、短期に著しい成果をもとめる国民(大衆)感情に漬け込んで、彼らは、彼らこそ正しい道を行っているという印象を国民に与えた。そして、その後の政策方針に関しては、例によって何らの具体的発表もない。これが、ポピュリズム政治以外の何でありえようか。
政治はしばしば、非常に重く、かつ、国民に大変不評な決定をしなければならない現実に直面する。こうした種の決定から、私たち国民は本当のところは逃れたいのだが、この決定を受け入れない以上、先へと進むことはできない。この決定を阻む勢力こそ、国民の利益を代弁すると称するポピュリストたちであり、決められない政治を作り出す者たちである。こうしたポピュリストたちこそ、真の国家の敵であることを、そして彼らの支配を許せば本当の国家の崩壊がもたらされるであろうことを、私たち国民は認識する必要がある

Populism is postponing politics

Politics often has to make decisions which are not easy to accept for citizen but have very important meaning for nation(e.g. act of consumption tax in Japan which has established very recently). Because of uneasiness to accept, people sometimes has interest in politicians who stand same position of mass (e.g. Ozawa). However, these politicians who should be called "populist" are real cause of "cannot decide politics", because these populists' opinion postpones very important decision and will bring nation's decline. People should know that decision of politics are sometimes uneasy to accept but it would work in the long run, and politics cannot make big outcome in short period. If we allow these politicians' rule, real collapse will be brought to our country.

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