日韓、日中間に横たわる太平洋戦争、植民地政策に関する謝罪問題に取り組んだ快著。邦訳が待たれる。著者は、日本に対し、中、韓への謝罪でなく、中、韓に対して、どのような関係を今後望むのかということを明確に示すことが、和解への最も有効な道であると提言する。著者はこれをアデナウアーモデルと呼んで、この戦後すぐのドイツ、フランスの関係回復に、いまの日本が学ぶべきヒントが隠されていると言っている。また著者は、双方の国のリベラル派が苦慮して作り上げた和解へのプロセスが、双方の右派政治家によっ...ていつも台無しにされてしまうという事実にも着目し、大局的判断に基づいた対応(関係改善が大事なのか、主張に固執して関係をぶち壊すのか)を双方に求めている。最近は話題になることは少なくなったが、靖国神社への参拝について、著者はそれだけは控えるべきであり、千鳥ヶ淵の戦没者慰霊園において東京の政府関係者は戦没者を悼むべきだとする提言を行っている。著者は英国人、現在は米ダートマス大准教授。http://www.amazon.co.jp/gp/product/0801446252/ref=cm_sw_r_fa_alp_APPeqb096J7J8

0 件のコメント:
コメントを投稿